売上管理表の書き方
売上管理表は、売上を1件ずつ記録し、入金まで追いかけるための表です。日付・取引先・商品・金額・入金状況をそろえて記録しておくと、月の売上合計だけでなく、未入金の残りや、どの取引先・商品の売上が増減したかが分かります。
売上管理表の書き方 5ステップ
- 対象月と部署・担当を書く
- 売上が発生するごとに、日付・取引先・商品・サービス・売上金額を1行ずつ書く
- 入金状況(入金済・未入金・一部入金)を選び、入金があったら更新する
- 月末に売上の合計と、未入金の残りを確かめる
- 前月や前年同月と比べ、増減の理由を確かめて次の打ち手を決める
記入項目の書き方
- 日付:売上が発生した日(商品を引き渡した日やサービスを提供した日)を書きます。入金日は入金状況で管理します。
- 取引先:名称の書き方を統一すると、取引先ごとに集計しやすくなります。
- 商品・サービス:名前をそろえて書くと、何が売れているかを集計できます。
- 売上金額:税込か税抜かをそろえます。混在すると比べられません。
- 入金状況:「入金済」「未入金」「一部入金」から選びます。未入金と一部入金は、入金予定日を別に控えておくと回収漏れを防げます。
書き方の注意点
- 件数と1件あたりの金額に分けて見る:売上が減ったとき、取引の件数が減ったのか、1件あたりの金額が下がったのかで対策が変わります。行の数を数えれば件数、合計を件数で割れば1件あたりの金額が出ます。
- 前年同月と比べる:季節で需要が変わる業種では、前月比だけを見ると季節の影響を実力の変化と見誤ります。
- 売上と入金は分けて見る:掛売りやキャッシュレス決済は入金が遅れます。売上は発生した日で記録し、資金繰りは入金ベースで別に管理します。
- 営業日数を考える:月の営業日数が違うと単純に比べられません。1日あたりの売上も出すと比べやすくなります。
- 帳簿として保存:売上の記録は帳簿書類として保存します。法人は原則7年(欠損金額が生じた事業年度などは10年)、個人事業主は帳簿・書類の種類に応じて5年または7年です。
よくある質問
Q. 日次と月次のどちらで管理すべきですか?
A. 両方です。日次で異常に気づき、月次で傾向を読みます。日次だけだとぶれに振り回され、月次だけだと気づくのが遅れます。
Q. 客数が数えられない業種はどうしますか?
A. 受注件数、契約件数、取引社数など、売上を割れる分母を探します。この表なら、行の数(取引の件数)や取引先の数が使えます。
Q. 売上が伸びているのにお金がないのはなぜですか?
A. 売上と入金のずれや、在庫・売掛金の増加が考えられます。入金状況で未入金を確かめ、売上管理表とは別に資金繰り表を作ってください。
参考(2026年10月時点):国税庁 No.5930 帳簿書類等の保存期間/国税庁 No.2070 青色申告制度/国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」