提案書の書き方
提案書は、顧客の課題に対する解決策と条件をまとめて示す書類です。読まれにくい提案書は、自社の説明から始まっていることがよくあります。読み手が知りたいのは会社概要より「うちの何が、どう良くなるのか」です。相手の課題→解決策→効果→費用、の順に並べると、読み手が判断しやすくなります。
提案書の書き方 5ステップ
- 提案日・提案先・提案タイトルを書く
- 背景・課題を、ヒアリングで聞いた言葉で書く
- 提案内容を具体的に書く(何をどう変えるか)
- 期待効果を、算出の根拠とあわせて書く
- 概算費用を書く(スケジュールや体制は提案内容に書き添える)
記入項目の書き方
- 提案タイトル:何を解決する提案かが一目で分かる言葉にします。
- 背景・課題:先方が言った言葉で書きます。「御社の課題は◯◯です」と決めつけると反発を招きやすいので、「◯◯とお伺いしました」の形にします。
- 提案内容:何をするかを、専門用語を避けて導入後の業務がどう変わるかで説明します。このテンプレートにはスケジュールや体制の欄がないため、契約から稼働までの流れ、先方にお願いする作業、担当者やサポート窓口もここに書き添えます。
- 期待効果:削減時間、コスト、件数などを、算出の根拠とあわせて書きます。根拠のない数字は信頼を損ないます。
- 概算費用:初期費用と継続費用を分けて書きます。オプションは別枠にします。
書き方の注意点
- 要約を先頭に:決裁者が全部を読むとは限りません。課題・提案・効果・費用が1枚で分かるページを冒頭に置き、詳細は後ろに回します。
- 自社紹介は後ろへ:会社概要や実績は判断材料ですが、冒頭に置くと売り込みに見えやすくなります。提案の後ろに回します。
- 先方の作業量を書く:導入には先方の手間もかかります。書かずにおくと、契約後に不満が出やすくなります。
- 費用対効果を計算して見せる:「年間◯時間削減 × 時給換算 = ◯円」と示すと、投資の判断がしやすくなります。
- 読む人に合わせる:担当者は機能や運用、決裁者は費用対効果とリスクを知りたいことが多いので、必要なら版を分けます。
- リスクと対策も書く:うまくいかない可能性に触れ、その場合の対応を書いておくと、判断の材料になります。
よくある質問
Q. 提案書は何ページくらいが適切ですか?
A. 読み手の時間に合わせます。要点を1枚にまとめ、本編は判断に必要な内容に絞ると、要点がぼやけません。
Q. 価格は最初に見せるべきですか?
A. 要約のページには概算費用を入れます。費用が分からないと、読み手は最後まで判断を保留したまま読むことになります。
Q. ヒアリングが不十分な状態で提案してもよいですか?
A. 課題がはっきりしないままの提案は、的を外しやすくなります。提案の前にもう一度聞くほうが、結果的に早く進むことがあります。