依頼状の書き方
依頼状は、講演・執筆・協力・推薦などをお願いする書面です。引き受けてもらえるかは熱意ではなく、相手が判断できる材料が揃っているかで決まります。「何を・いつ・どのくらいの時間で・どんな条件で」が書かれていない依頼は、相手が返事を保留するしかなくなります。
依頼状の書き方 5ステップ
- 日付と宛先(会社名・氏名)を書く(「様」は自動で付く)
- 件名に、何のお願いかを書く
- 依頼本文に、内容・日時・場所・対象・謝礼などを書く
- なぜその方にお願いしたいのかを書き添える
- ご回答期限と担当者(連絡先)を書いて送る
記入項目の書き方
- 件名:「セミナー講師のご依頼」のように、何のお願いかが分かる形に。
- 依頼本文:「拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」の後に続く本文です。「日時」「テーマ」「対象」を行を分けて書くと、相手が判断しやすくなります。
- 依頼の理由:「◯◯のご著書を拝読し」など、その方にお願いしたい理由を本文に書きます。
- 謝礼・条件:金額、交通費の扱い、当日の拘束時間。書けない場合は「別途ご相談させてください」と書きます。
- ご回答期限:「記」の下に入ります。日付で書きます。
- 担当者:「人事部 佐藤(TEL: 03-1234-5678)」のように、連絡先も書きます。
書き方の注意点
- 負担を先に示す:所要時間、事前の準備、当日の拘束。相手が判断に使うのはここです。隠すと、引き受けた後に不信につながります。
- 断りやすさを残す:「ご都合が合わない場合はお気になさらず」の一文を添えます。
- 謝礼は明記する:「薄謝ですが」と濁すと、相手は判断できません。金額を書けない場合は「別途ご相談させてください」と明示します。
- 余裕を持って出す:講演や執筆は準備の期間が要ります。日程に余裕を持ってお願いします。
- 返事が来たら早く動く:承諾の返信をもらったら、詳細の連絡は速やかに。引き受けた側は次の情報を待っています。
- 断られた場合の対応:お礼を伝えて終えます。
よくある質問
Q. 依頼状はメールでもよいですか?
A. 日頃やり取りがある相手ならメールで構いません。面識がない方や目上の方への依頼は、書面のほうが丁寧です。
Q. 謝礼の相場が分かりません。
A. 同業他社や過去の事例を確認します。分からない場合は「ご希望をお聞かせください」と書くほうが、低く提示するより安全です。
Q. 断られたらどうすればよいですか?
A. 理由を深追いせず、お礼を伝えます。時期が合わなかっただけの場合もあるため、次の機会に改めて依頼できます。