紹介状の書き方
このテンプレートの紹介状は、医療機関の医師が、患者を別の医療機関の医師に紹介する時の書面(診療情報の提供)です。大事なのは、紹介先の医師が同じ検査や問診をやり直さずに、すぐ判断できるように、経過と依頼したいことを書くことです。
紹介状の書き方 5ステップ
- 紹介先の医療機関と担当医を書く
- 患者の氏名・生年月日と傷病名を書く
- これまでの経過と治療の内容を書く
- 紹介の目的と、依頼したいこと(診断・検査・治療など)を書く
- 紹介元の医療機関名・医師名・発行日を書いて、患者に渡すか紹介先に送る
記入項目の書き方
- 紹介先医療機関・担当医:分かっていれば担当医の名前まで。分からなければ診療科を書きます。
- 患者氏名・生年月日・傷病名:確定した診断か、疑いかを分けて書きます。
- 経過・治療内容:主な経過、検査の結果、処方している薬、アレルギー。紹介先が同じ検査を繰り返さずに済むよう、要点を書きます。
- 紹介目的・依頼事項:「◯◯の精査をお願いします」「◯◯の加療をお願いします」のように、何をしてほしいかをはっきり書きます。
- 紹介元(医療機関名・医師名・発行日):問い合わせができるよう、医療機関の名前と医師名を書きます。
書き方の注意点
- 患者の情報を紹介先に出す:患者の個人データを他の医療機関に出すのは第三者提供ですが、個人情報保護委員会と厚生労働省のガイダンスでは、患者への医療の提供に必要で、利用目的として院内掲示などで明示されていれば、原則として黙示の同意があると考えられるとしています。傷病の内容によっては、はっきりした同意を求められる場合もあり、その時は本人の意思に沿って対応します。
- 事実と見立てを分ける:検査の結果などの事実と、医師の見立てを分けて書くと、紹介先が判断しやすくなります。
- 封をして渡す:患者に託す時は、封をして渡すのが一般的です。
よくある質問
Q. 紹介状は封をして渡すべきですか?
A. 患者に託す時は、封をして渡すのが一般的です。中身を患者と共有したい時は、内容を説明してから渡します。
Q. 紹介を断りたい場合はどうしますか?
A. 紹介を受けた医療機関の側で、受け入れが難しければ、早めに紹介元に連絡します。
Q. メールでの紹介でもよいですか?
A. 医療機関の間で電子的にやり取りするなら、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に沿って、安全な方法で送ります。
参考(2026年11月時点):医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス(個人情報保護委員会・厚生労働省)・個人情報の保護に関する法律(e-Gov法令検索)・医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第7.0版(厚生労働省)