推薦状の書き方
推薦状は、ある人の能力や人柄を第三者の立場から保証する文書です。進学、就職、資格申請などで使われます。効く推薦状とそうでない推薦状の差は明確で、「優秀です」ではなく「何をどうしたか」が書いてあるか。読み手は賛辞ではなく、判断材料になる事実を求めています。
推薦状の書き方 5ステップ
- 日付と宛先を書く(「様」は自動で付く)
- 被推薦者の氏名を書く(「氏」は自動で付く)
- 推薦者との関係を、「〜として推薦いたします」につながる形で書く
- 推薦理由を、具体的な出来事とともに書く
- 会社名・役職・氏名を書き、提出先の決まりに沿って渡す
記入項目の書き方
- 宛先:推薦状の提出先。後ろに「様」が自動で付きます。「関係者各位」「◯◯大学 御中」のように敬称で終えた時は、自動の「様」は付きません。
- 被推薦者氏名:「私は ◯◯ 氏を」の形で入ります。名前だけを書きます。
- 推薦者との関係:「私は ◯◯ 氏を、__として推薦いたします」の空きに入ります。「直属の上司」「指導教員」のように、文につながる言葉にします。期間などは推薦理由に書きます。
- 推薦理由:「◯◯の案件で、◯◯という課題に対して◯◯を提案し、◯◯の結果を出した」のように、具体的な出来事で書きます。最後の「以上の理由により…推薦いたします」は自動で入ります。
- 会社名・役職・氏名:推薦者です。照会に応じられるなら、連絡先を推薦理由の最後に書き添えます。
書き方の注意点
- 具体で書く:「真面目」「優秀」だけでは、誰にでも当てはまり、判断の材料になりません。具体的なエピソードを1つでも入れます。
- 賛辞だけを並べない:良い所だけを並べると、かえって信じてもらいにくくなります。事実で書きます。
- 書けないなら断る:よく知らない相手や、推薦できないと感じる相手からの依頼は、丁寧に断るほうが誠実です。内容の薄い推薦状は、本人のためになりません。
- 提出方法を確認する:封をして本人に渡す、直接送る、指定の様式があるなど、提出先の決まりを先に確かめます。
- 個人情報に配慮する:推薦のために知った情報(成績、家庭の事情など)を、本人の同意なく書かないようにします。
よくある質問
Q. 推薦状は誰に頼むべきですか?
A. 自分の仕事や学習を近くで見ていた人です。肩書きの高さより、具体的に書ける関係のほうが効果があります。
Q. 推薦状の下書きを自分で書いてもよいですか?
A. 実務では、本人が素案を作って推薦者が加筆・修正することがあります。ただし推薦者が内容に責任を持てる形にする必要があります。
Q. どのくらいの分量が適切ですか?
A. 決まりはありません。提出先に指定があれば従います。長く書くより、具体的なエピソードを1〜2点に絞るほうが伝わります。