緊急連絡票の書き方
緊急連絡票は、事故や急病が起きたときに誰に・どの順で連絡するかを即座に分かるようにしておく書類です。学校・保育所・職場・地域の団体などで使われます。実際に使う場面は混乱しているため、情報が多いことより、上から順に読めば動けることが価値になります。項目を詰め込みすぎると、いざというとき読まれません。
緊急連絡票の書き方 5ステップ
- 本人の氏名・生年月日・血液型を書く
- 第1連絡先と第2連絡先を、つながりやすい順に書く(氏名・続柄・電話番号)
- かかりつけ医・アレルギー・持病を書く
- 本人(子どもなら保護者)に中身を確かめてもらう
- 印刷して、決められた場所に保管する
記入項目の書き方
- 氏名・生年月日:本人を取り違えないために書きます。
- 血液型:分からない時や確かでない時は「不明」を選びます(はじめは「不明」になっています)。分かっていれば、A・B・O・ABから選びます。
- 第1連絡先・第2連絡先:日中に確実につながる人を第1にします。氏名の後に「(長男)」のように続柄を書きます。
- 電話番号:携帯電話など、すぐ出られる番号を書きます。
- かかりつけ医:病院名と電話番号。持病がある場合は特に大切です。
- アレルギー:薬と食べ物を分けて書きます。過去にアナフィラキシーを起こしたことがあれば、目立つように書きます。
- 持病:「高血圧、糖尿病」のように。飲んでいる薬を書く欄はないので、お薬手帳の写しを一緒に保管すると確かです。
書き方の注意点
- 優先順位を付ける:「父・母」と並べるだけでは、どちらに先にかけるか迷います。第1・第2の順を、つながりやすさで決めます。
- 命に関わる情報を見やすく:急な時に読むのは最初の数行です。アレルギーと持病は、短く正確に書きます。
- 持病は要配慮個人情報:病歴は要配慮個人情報で、取るには原則として本人の同意が要ります(個人情報保護法2条3項・20条2項)。何に使うかを伝え、鍵のかかる所に保管し、見られる人を限ります。
- 定期的に見直す:電話番号や連絡先の人の事情は変わります。年度の初めなど、決まった時期に見直します。
- 要らなくなったら消す:在籍が終わるなど、使う必要がなくなったら、遅滞なく廃棄するよう努めます(個人情報保護法22条)。
よくある質問
Q. 緊急連絡先は何件書けばよいですか?
A. この票には2件書けます。1件だけだと、出ない時に次がありません。2件とも埋めておきます。
Q. 本人が記入を拒んだ場合はどうしますか?
A. 持病などの病歴は、本人の同意なしには取得できません(個人情報保護法20条2項)。書いてもらえないと、急な時に連絡や手当てが遅れることを説明し、書ける範囲だけ書いてもらいます。
Q. 職場でも作るべきですか?
A. 作っておくと、事故や急病の時に家族へすぐ連絡できます。持病などを書いてもらうなら、何に使うかを伝えて同意を得ます。
参考(2026年11月時点):個人情報の保護に関する法律(e-Gov法令検索)・個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)(個人情報保護委員会)