日次売上管理表の書き方
日次売上管理表は、その日の売上をフード・ドリンク・その他に分けて、来客数・客単価・天候と一緒に1枚に残す帳票です。毎日つけておくと、売上が落ちた日に客数が減ったのか、客単価が下がったのかを見分けられます。レジの現金が合っているかは、レジ締め報告書で確かめます。
日次売上管理表の書き方 5ステップ
- 営業日と店舗名を書く
- 売上をフード・ドリンク・その他に分けて書く
- 来客数を書き、客単価(売上の合計÷来客数)を出す
- 天候と、その日の出来事(満席・団体・イベントなど)を書く
- レジ締めの数字と合っているかを確かめて保管する
記入項目の書き方
- 営業日・店舗名:1日に1枚。店が複数あるなら店ごとに分けます。
- フード売上・ドリンク売上・その他売上:税込か税抜かを決めて、毎日同じ基準で書きます。混ざると日ごとに比べられなくなります。
- 来客数:人数で数えるか組数で数えるかを決めて、毎日同じ数え方にします。
- 客単価:売上の合計÷来客数。自動では出ないので、計算して入れます。
- 天候:「晴」「雨」など。天気と売上の関係は、日を並べて見ると分かります。
- 備考:満席・団体・新メニュー・近くのイベントなど、売上に効いた出来事を書きます。
書き方の注意点
- 売上の数字はレジと合わせる:この表の売上は、レジ締めの数字と同じ基準で書きます。現金の過不足はレジ締め報告書で確かめ、ここには締めた後の売上を書きます。
- 現金過不足の処理:差異は隠さず「現金過不足」として記録します。会計上は一旦「現金過不足」勘定で処理し、原因が判明しなければ決算時に雑収入または雑損失に振り替えます。
- キャッシュレスの入金は後から来る:決済事業者からの入金は手数料が引かれ、売上の日より後になります。入金の時期は契約によって違うので、売上の日と入金日を分けて管理します。
- 帳簿として保存する:この表を売上の帳簿として使うなら、法人も個人事業主も原則7年保存します(国税庁 No.5930・No.2070・No.2080)。
- 推移で見る:1日の数字より、曜日ごと・月ごとに並べると変化が見えます。
よくある質問
Q. レジの現金が合わないときは営業を止めるべきですか?
A. 少額なら記録して営業を続け、原因を後で追います。高額の差異や繰り返す場合は、その場で防犯カメラやジャーナルを確認します。
Q. POSレジがあれば管理表は不要ですか?
A. POSの日計表がその役割を果たします。ただし現金実査との突合と、差異の原因記録は別途残しておくべきです。
Q. 客単価はどう活用しますか?
A. 曜日別・時間帯別に並べると、値引きやセット販売の効果が見えます。単日の数字ではなく推移で見るものです。
参考(2026年11月時点):No.5930 帳簿書類等の保存期間(国税庁)・No.2070 青色申告制度(国税庁)・No.2080 白色申告者の記帳・帳簿等保存制度(国税庁)