アセスメントシートの書き方
アセスメントシートは、介護サービスを組み立てる前に、利用者の状況と生活課題を把握するための用紙です。介護保険の運営基準では、居宅サービス計画の作成にあたり利用者の居宅を訪問し、本人および家族に面接して課題分析を行うことが義務づけられています。厚生労働省が示す課題分析標準項目を満たしていれば、様式は自由です。
アセスメントシートの書き方 5ステップ
- 利用者宅を訪問し、本人と家族に面接する
- 基本情報(家族構成、住環境、経済状況)を聞き取る
- 心身の状況(日常生活動作・手段的日常生活動作、認知、健康、コミュニケーション)を確認する
- 本人と家族の意向・生活歴を聞き取る
- 把握した情報から生活課題を導き、ケアプランへつなげる
記入項目の書き方
- 利用者名・年齢・要介護度・評価日:要介護度は、要支援1〜要介護5から選びます。
- 身体機能(移動・食事・入浴・排泄):「できる」と「している」を分けて書きます。できるが実際にはしていない場面が多くあり、両方を書くと支援の方向(環境の調整か、機能訓練か)が決まります。
- 認知・精神(認知症の程度・意思疎通)・特記事項:本人と家族の言葉を、そのまま書き留めると、後で見返しやすくなります。
書き方の注意点
- 居宅を訪ねて面接する:居宅介護支援のアセスメント(課題分析)は、利用者の居宅を訪ねて、利用者と家族に面接して行います(指定居宅介護支援等の基準13条7号)。
- 課題分析標準項目:厚生労働省が示す課題分析標準項目を満たしていれば、事業所の独自の様式でも構いません。このテンプレートの欄だけでは足りないので、要る項目を書き足します。
- 保存期間:アセスメントの結果の記録は、居宅介護支援の記録として、完結の日から2年間保存します(同基準29条2項)。今の基準は自治体の条例で定められているので、所在地の条例で保存の年数を確かめます。
よくある質問
Q. アセスメントシートに決まった様式はありますか?
A. 法定様式はありません。課題分析標準項目を満たしていれば独自様式で構いません。全国的に使われる方式もいくつかあります。
Q. 本人が話せない場合はどうしますか?
A. 家族や関わりのある人から情報を集めます。表情や反応も重要な情報です。推測で埋めず、情報源を明記します。
Q. どのくらい時間をかけますか?
A. 決まった長さはありません。一度で聞き切ろうとせず、関係を築きながら補っていく方法もあります。
参考(2026年11月時点):指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準(e-Gov法令検索)