季節の挨拶状の書き方
季節の挨拶状は、年賀状・暑中見舞い・寒中見舞いなど、時候に合わせて出す便りです。共通する要点は「出す時期を外すと別の挨拶状になる」こと。松の内を過ぎた年賀状は寒中見舞いになり、立秋を過ぎた暑中見舞いは残暑見舞いになります。時期と名称が対応しているのが、この種の挨拶状の特徴です。
季節の挨拶状の書き方 5ステップ
- 出す時期に合った挨拶状の種類を確認する
- 賀詞または見舞いの言葉を書く
- 日頃の感謝を述べる
- 相手の健康や繁栄を願う言葉を書く
- 日付を書いて投函する
記入項目の書き方
- 賀詞:「謹賀新年」「恭賀新年」は目上にも使えます。「賀正」「迎春」などの2文字の賀詞は目上には避けるのが慣例です。
- 本文:感謝と、今年もよろしくという気持ち。長文は不要です。
- 近況:一言添えると温かみが出ます。家族の写真を使うかは相手との関係で判断します。
- 日付:年賀状は「元旦」または「令和◯年一月一日」。「一月元旦」は重複なので避けます。
- 差出人:住所・氏名。相手が住所録を更新できるよう、変更があれば明記します。
書き方の注意点
- 年賀状は松の内まで:元日から1月7日(松の内。地域により1月15日)までに届くように出します。過ぎた場合は寒中見舞いとして1月8日頃から立春(2月4日頃)までに出します。
- 暑中見舞いと残暑見舞い:暑中見舞いは小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)まで、立秋を過ぎたら残暑見舞いとして8月末頃までに出します。梅雨明け後に出すのが実務的な目安です。
- 賀詞の使い分け:「賀正」「迎春」「寿」などの1〜2文字の賀詞は略式とされ、目上の方には「謹賀新年」「恭賀新年」「あけましておめでとうございます」を使います。
- 賀詞を重ねない:「謹賀新年」と書いた上に「あけましておめでとうございます」を添えるのは意味の重複です。どちらか一方にします。
- 句読点を使わない:年賀状などの慶事の挨拶状では、句読点を打たない慣習があります。改行と空白で区切ります。
- 喪中の場合:自分が喪中なら年賀状は出さず、11月中旬〜12月上旬に喪中はがきを出します。相手が喪中と分かっている場合は、年賀状を控えて寒中見舞いを送ります。
よくある質問
Q. 年賀状が松の内に間に合いませんでした。
A. 寒中見舞いとして出します。「年始のご挨拶が遅れました」と一言添えれば失礼になりません。
Q. 喪中の相手に暑中見舞いを出してもよいですか?
A. 暑中見舞いは季節の挨拶で慶事ではないため、出して構いません。派手なデザインは避けます。
Q. ビジネスの年賀状は必要ですか?
A. 近年は取りやめる企業も増えています。取引先の慣行に合わせるか、年始の挨拶メールに切り替える形も一般的になっています。