入居申込書の書き方
入居申込書は、賃貸物件に入居したいという意思を示す書類です。これは契約ではなく申込みであり、提出しただけでは借りる権利も義務も生じません。この後に入居審査があり、承認されて契約書を交わして初めて賃貸借契約が成立します。混同されやすい申込金も、契約前なら原則として返還されるものです。
入居申込書の書き方 5ステップ
- 申込日と、希望する物件・入居予定日を書く
- 申込者本人の情報(氏名・生年月日・住所・連絡先)を書く
- 勤務先と年収、勤続年数を書く
- 同居人と緊急連絡先を書く
- 連帯保証人または保証会社の利用について記入して提出する
記入項目の書き方
- 希望物件・入居日:部屋番号まで特定します。入居希望日は審査期間を見込んで設定します。
- 勤務先・年収:審査の中心です。家賃が月収の3分の1以内が一つの目安とされます。
- 勤続年数:短いと審査が慎重になります。転職直後なら内定通知書等で補足します。
- 同居人:人数と続柄。契約後に無断で人数を増やすと契約違反になります。
- 緊急連絡先:連帯保証人とは別に求められることが多い項目です。
- 保証会社:近年は保証会社の利用が必須の物件が増えています。審査は保証会社が行います。
書き方の注意点
- 申込みは契約ではない:申込書の提出だけでは契約は成立しません。貸主の承諾(審査承認)と契約締結が必要です。逆に、契約前ならキャンセルしても違約金は発生しないのが原則です。
- 申込金は返還される:契約成立前に預けた申込金・預り金は、申込みを撤回すれば返還されるべきものです。宅建業者が受領した預り金の返還を拒むことは、宅建業法で禁止されています。
- 手付金との違い:手付は契約成立後に交付されるもので、放棄すれば解除できる代わりに戻りません。契約前の申込金とは性質が異なります。
- 虚偽記載は解除事由:年収や勤務先を偽ると、発覚時に契約解除の理由になります。審査に通っても後で問題になります。
- 個人情報の扱い:収入・勤務先・家族構成が含まれます。取得する側は利用目的を示し、審査後の不要なデータは適切に廃棄する必要があります。
よくある質問
Q. 申込後にキャンセルできますか?
A. 契約締結前ならできます。預けた申込金も返還されるのが原則です。ただし契約後のキャンセルは違約金が発生することがあります。
Q. 複数の物件に同時に申し込めますか?
A. 法律上は可能ですが、審査は信用情報にも関わるため、実務では絞って申し込むのが一般的です。
Q. 審査にはどのくらいかかりますか?
A. 保証会社の審査で2〜3日、貸主の承認を含めて3日〜1週間程度が目安です。