喪中はがきの書き方
喪中はがき(年賀欠礼状)は、身内に不幸があったため年賀状を控えることを事前に知らせるはがきです。目的は「お知らせ」であって訃報通知ではありません。相手が年賀状を用意する前に届くよう、11月中旬から12月上旬に投函するのが基本。年内に間に合わない場合は、松の内が明けてから寒中見舞いで伝えます。
喪中はがきの書き方 5ステップ
- 年賀欠礼の挨拶を書く(「年始のご挨拶を失礼させていただきます」)
- 誰がいつ亡くなったかを、続柄・氏名・時期・享年で書く
- 生前の厚誼への感謝を書く
- 今後の変わらぬ付き合いをお願いする言葉を書く
- 差出年月(「令和◯年十一月」)と差出人を書いて投函する
記入項目の書き方
- 年賀欠礼の挨拶:冒頭に置きます。頭語・時候の挨拶は不要です。
- 続柄:差出人から見た関係(父・母・義父・祖母など)。連名で出す場合は世帯主から見た続柄で統一します。
- 故人の氏名・時期:「本年◯月 父 ◯◯ が◯歳にて永眠いたしました」。日付までは書かないことが多いです。
- 感謝の言葉:「生前に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに」。
- 差出年月:「令和◯年十一月」のように月まで。漢数字を使うのが通例です。
書き方の注意点
- 句読点を打たない:弔事に関わる書面では句読点を使いません。区切りは改行と1字空けで表します。
- 出す時期:相手が年賀状の準備を始める前、11月中旬〜12月上旬に届くように出します。12月中旬以降に不幸があった場合は、無理に出さず寒中見舞い(松の内明けから立春頃まで)で伝えます。
- 対象となる範囲:一般に二親等以内(父母・配偶者・子・兄弟姉妹・祖父母・孫)とされますが、決まりはありません。同居していたか、付き合いの深さで判断して構いません。
- 祝い事の言葉を使わない:「賀」「祝」「おめでとう」などの言葉は使いません。「年賀」ではなく「年始」「年頭」と書きます。
- 相手から年賀状が届いたら:松の内が明けてから寒中見舞いで返します。無視するのも、年賀状で返すのも避けます。
- ビジネスでの扱い:取引先への年賀状は、社葬でない限り通常どおり出す会社も多くあります。私的な喪と会社の慣行は分けて考えて構いません。
よくある質問
Q. 喪中はがきは誰に出せばよいですか?
A. 毎年年賀状をやり取りしている相手全員です。不幸を既に知っている親族には省略することもあります。
Q. 夫婦連名で出す場合、続柄はどう書きますか?
A. 世帯主から見た続柄で統一します。妻の父なら「義父」と書くか、「◯◯(氏名)」と書いて関係を本文で説明します。
Q. 喪中に年賀状が届いたら失礼になりますか?
A. 相手が知らなかっただけなので気にする必要はありません。寒中見舞いでお礼と報告を兼ねて返信します。