月報の書き方
月報は、1か月の活動と結果をまとめて報告する文書です。日報がその日の記録なのに対し、月報は傾向を読んで次の手を決めるためのもの。だから日報を寄せ集めても月報にはなりません。必要なのは、数字の推移と、その数字が動いた理由、そして来月に何を変えるかの3点です。
月報の書き方 5ステップ
- 対象月・部署・氏名を書く
- 主要な数字を前月比・前年同月比とあわせて書く
- 目標に対する達成率と、その要因を書く
- うまくいったこと・いかなかったことを分けて書く
- 来月の目標と、そのために変えることを書く
記入項目の書き方
- 主要指標:売上、件数、稼働率など。単月の値だけでなく推移を並べます。
- 目標と実績:達成率だけでなく、差額も書きます。「95%達成」より「目標比−12万円」のほうが動けます。
- 要因分析:数字が動いた理由。「頑張った」ではなく行動の変化で説明します。
- 課題:来月も続く問題。放置するとどうなるかも添えます。
- 来月の計画:何を・どのくらい変えるか。前月と同じ計画が並ぶ月報は機能していません。
- 相談事項:自分では決められないこと。ここが空欄の月報が続くなら、書き手が抱え込んでいる可能性があります。
書き方の注意点
- 前月比と前年同月比を両方出す:季節変動がある業種では、前月比だけでは判断を誤ります。前年同月比を並べると実力の変化が見えます。
- 良い月ほど要因を書く:悪い月の分析はするのに、良い月は「順調」で済ませがちです。再現したいのは良かったときの行動です。
- 日報の要約にしない:「◯日は◯◯を訪問」の羅列は月報ではありません。1か月を通して何が変わったかを書きます。
- 提出期限を守る:月初3営業日以内が一般的です。遅れると意思決定に間に合わず、報告の意味がなくなります。
- 数字の定義を揃える:「売上」が受注ベースか計上ベースかを部署間で揃えないと、集計が合いません。
よくある質問
Q. 日報を書いていれば月報は不要ですか?
A. 役割が違います。日報は記録、月報は傾向の分析と次の計画です。両方あるなら、月報は日報を見返して書きます。
Q. 目標未達の月はどう書けばよいですか?
A. 未達の事実と、どの要素が足りなかったかを分解します。「訪問数は達成、成約率が低下」まで書ければ、次の手が決まります。
Q. どのくらいの分量が適切ですか?
A. A4で1枚が目安です。読む人は複数部署の月報を見るため、長いと読まれません。