お見舞い状の書き方
お見舞い状は、病気・けが・災害に遭った相手を気づかう手紙です。作法の要は相手に気を使わせないこと。長い時候の挨拶や儀礼的な前置きは省き、すぐ本題に入るのが正しい形です。返事を求めない一文を添えると、体調が万全でない相手の負担を減らせます。
お見舞い状の書き方 5ステップ
- 頭語は「前略」など簡略なものにするか、省略する
- 時候の挨拶を書かず、すぐ見舞いの言葉を述べる
- 相手の容体に深入りしすぎず、回復を願う気持ちを書く
- 力になれることがあれば申し出る
- 返信不要の旨を添えて、結語で締める
記入項目の書き方
- 差出日:知ってからできるだけ早く。時間が経つほど書きにくくなります。
- 宛先:本人宛が基本ですが、重篤な場合はご家族宛にする配慮もあります。
- 見舞いの言葉:「このたびのご入院、心よりお見舞い申し上げます」など。
- 気づかいの言葉:「どうぞご無理をなさいませんように」。回復を急かす表現は避けます。
- 申し出:「何かお手伝いできることがあればご遠慮なくお申し付けください」。
- 結び:「まずは書中にてお見舞い申し上げます」「ご返信にはおよびません」。
書き方の注意点
- 忌み言葉を避ける:「重ね重ね」「たびたび」「またまた」などの重ね言葉は再発を連想させます。「4(死)」「9(苦)」を含む表現、「寝つく」「落ちる」「終わる」なども避けます。
- 時候の挨拶を省く:見舞いは急を要する手紙です。「拝啓 陽春の候」と始めると、悠長な印象を与えます。「前略」か、頭語なしで本題から入ります。
- 容体を詳しく尋ねない:「どのくらい悪いのですか」といった問いは相手に説明の負担をかけます。回復を願う気持ちだけで十分です。
- 災害見舞いは別の配慮:被災の程度が分からない段階では、被害に触れず「ご無事を案じております」と書きます。物資や金銭の申し出は具体的にすると受け取りやすくなります。
- 見舞金を同封する場合:白封筒か「御見舞」の表書きの袋に入れます。金額に4と9を避けるのが慣習です。
よくある質問
Q. お見舞い状はいつ出せばよいですか?
A. 知ったらすぐです。ただし手術直後など、本人が読める状態か分からない場合は、ご家族宛にするか少し時期を置きます。
Q. メールでお見舞いを伝えてもよいですか?
A. 親しい間柄なら差し支えありません。目上の方や取引先には書面が丁寧です。
Q. 「頑張って」と書いてもよいですか?
A. 避けたほうが無難です。すでに闘病を頑張っている相手には負担になり得ます。「一日も早いご快復をお祈りしております」が定型です。