送付状の書き方
送付状(添え状・カバーレター)は、書類を郵送・FAXするときに一番上に添える1枚の案内文です。「誰が・誰に・何を・何部送ったか」を明示することで、受け取り側が中身を確認でき、不足があればすぐ気づけます。ビジネスでは書類だけを封筒に入れて送るのは失礼とされ、送付状を添えるのが基本マナーです。
送付状の書き方 5ステップ
- 右上に送付日を入れる(発送日。作成日ではありません)
- 左上に宛先を書く(会社名→部署名→役職→氏名の順。会社宛なら「御中」、個人宛なら「様」)
- その下、右寄せで自社名・部署・氏名・連絡先を書く
- 件名を中央に置き、頭語(拝啓)+時候の挨拶+本文+結語(敬具)を書く
- 最後に「記」として同封物の名称と部数を箇条書きし、「以上」で締める
記入項目の書き方
- 送付日:投函・発送する日を入れます。書類の日付と食い違わないようにします。
- 宛先:「株式会社◯◯ 御中」と「◯◯様」を重ねないこと。個人名まで書くなら会社名に御中は付けません。
- 差出人:会社名・部署・氏名に加え、電話番号とメールアドレスを入れると問い合わせがスムーズです。
- 件名:「◯◯書類ご送付の件」のように、開封前に用件が分かる一文にします。
- 同封物:「記」の下に「1. 見積書 1部」のように名称と部数を並べます。受領確認の根拠になります。
書き方の注意点
- 頭語と結語の対応:「拝啓-敬具」が基本。急ぎの場合は「前略-草々」、より丁寧にするなら「謹啓-謹白」。組み合わせを間違えないようにします。
- 時候の挨拶:月ごとに変わります(4月なら「陽春の候」、10月なら「秋冷の候」など)。相手が官公庁や社外の目上の場合は入れるのが無難です。
- 「記」と「以上」:「記」は中央、「以上」は右寄せが定型です。同封物を書いたら必ず「以上」で閉じます。
- 部数の記載:部数を書いておくと、届いた枚数の食い違いをその場で指摘できます。原本を送る場合は「原本」と明記します。
よくある質問
Q. 送付状は必ず必要ですか?
A. 社内便や親しい取引先では省略することもありますが、初めての相手・目上・公的機関へ送る場合は付けるのが基本です。
Q. メールで書類を送るときも送付状は要りますか?
A. 本文がその役割を果たすため別紙は不要です。ただし本文に「添付書類:見積書1部」のように内訳を書くと親切です。
Q. 時候の挨拶は省略してもよいですか?
A. 社内文書や事務連絡では省略して構いません。「前略」で始めれば時候の挨拶は不要です。