仮払申請書の書き方
仮払申請書は、出張費や資材の購入費など、支出が先に発生する用事のために、会社からあらかじめお金を受け取るための申請書です。自分で立て替えて後から返してもらう「立替払」と違い、仮払は会社のお金を預かっている状態。使い切らなかった分は返す義務があり、精算するまで経理上は「仮払金」という資産として残り続けます。
仮払申請書の書き方 5ステップ
- 申請日、所属、氏名を記入する
- 何のための仮払かを具体的に書く(用途・訪問先・期間)
- 必要な金額を積算して書く(交通費・宿泊費・日当など内訳で)
- 支給希望日と受取方法(振込・現金)を書く
- 上長の承認を得て経理へ提出し、用事が終わったら期限内に精算する
記入項目の書き方
- 用途:「◯◯社訪問の出張費」のように、後から見て支出の必要性が分かるように書きます。
- 金額の内訳:交通費・宿泊費・日当・接待費などに分けます。総額だけだと精算時に差異の理由が説明できません。
- 使用予定日:いつ使うか。支給日が遅れると用を成さないため、余裕を持って申請します。
- 精算予定日:帰着後◯日以内など。ここを空欄にすると仮払金が滞留します。
- 受取方法:振込なら口座、現金なら受領印欄を設けます。
書き方の注意点
- 立替払との違い:仮払=先にもらう/立替=自分が先に払う。仮払は会社の資金を預かるため、私的流用は業務上横領になり得ます。
- 精算期限を守る:多くの会社で「帰着後3〜5営業日以内」と定めています。期限を過ぎた仮払金は貸付金とみなされ、認定利息の課税や給与課税の問題が生じることがあります。
- 残金の返却:使い切らなかった分は必ず返します。次の出張に繰り越す運用は、経理上どの支出に対応するか分からなくなるため避けます。
- 領収書が必須:精算時は領収書の添付が原則です。交通機関など領収書が出ないものは、経路と金額を書いた交通費明細で代えます。
- 決算をまたがない:期末に仮払金が残ると、費用計上できず利益がずれます。決算前に精算を締める運用にします。
よくある質問
Q. 仮払金と前払金は同じですか?
A. 違います。仮払金は用途や金額が未確定のまま渡すお金、前払金は取引の対価を前もって支払うお金です。勘定科目も別に扱います。
Q. 精算で足りなかった分はどうなりますか?
A. 追加分を会社に請求します。精算書に不足額を記載し、領収書を添えて申請してください。
Q. 仮払を受けたが出張が中止になりました。
A. 速やかに全額を返却し、精算書に「出張中止のため全額返金」と記録します。放置すると帳簿上の仮払金が残り続けます。