宛名印刷の書き方
宛名は、郵便物の第一印象を決める部分です。中身がどれだけ丁寧でも、宛名で敬称を誤ると受け取った側に伝わります。実務で間違いが多いのは「御中」と「様」の重ね使いと、返信用封筒に印刷された「行」を消し忘れることの2つ。どちらも一目で分かるため、確認する価値があります。
宛名印刷の書き方 5ステップ
- 郵便番号を枠に合わせて記入する
- 住所を都道府県から書く(ビル名・階数まで)
- 会社名・部署名を書く
- 宛先に応じた敬称を付ける
- 差出人の住所氏名を裏面(または左下)に書いて投函する
記入項目の書き方
- 郵便番号:7桁。ハイフンは枠がある場合は不要です。
- 住所:都道府県から書きます。ビル名や部屋番号を省略しないのが基本です。
- 会社名:「(株)」と略さず「株式会社」と正式に書きます。前株か後株かも正確に。
- 部署・役職:「営業部 部長」。役職は氏名の前に置き、役職名に「様」を付けません。
- 敬称:個人=様/会社・部署=御中/複数人=各位/医師・教員=先生。
- 差出人:縦書きなら裏面中央より右寄せ、横書きなら裏面左下が一般的です。
書き方の注意点
- 御中と様は重ねない:「株式会社◯◯ 御中 △△様」は誤りです。個人名を書くなら会社名に御中は付けません。「株式会社◯◯ 営業部 △△様」が正しい形です。
- 「行」「宛」は消して書き換える:返信用封筒に印刷された「行」「宛」は、送り返す側が二重線で消して「御中」または「様」に直します。縦書きなら縦の二重線、横書きなら横の二重線を引きます。
- 連名の敬称:夫婦や複数人へ送る場合、一人ひとりに様を付けます(「◯◯様 △△様」)。「◯◯様ご一同」とする書き方もあります。
- 役職名に様を付けない:「部長様」は二重敬語です。「◯◯部長」または「部長 ◯◯様」と書きます。
- 先生に様は付けない:医師・教員・弁護士などへの敬称は「先生」で完結します。「◯◯先生様」は誤りです。
- 料金別納・後納:大量に出す場合は料金別納郵便の表示で切手を省けます。所定の様式で表示し、郵便局に差し出します。
よくある質問
Q. 宛名は縦書きと横書きどちらがよいですか?
A. 改まった相手や和封筒は縦書き、ビジネスの洋封筒や海外宛は横書きが一般的です。どちらでも失礼にはなりません。
Q. 会社宛で担当者名が分からない場合は?
A. 「株式会社◯◯ 御中」または「株式会社◯◯ 営業部 ご担当者様」とします。
Q. 敬称を付け忘れて投函してしまいました。
A. 郵便としては届きます。気になる場合は、次の連絡の際に一言お詫びを添えれば十分です。