これまでの道のり
この連載では、プログラミング経験ゼロの個人家庭教師が、AIの力を借りてSaaSプロダクト「影武者システム」を作るまでの全過程を書いてきた。
第1回:きっかけ編
6年間の手作業地獄。「もう限界だ」と思った日。
第2回:ChatGPT大格闘編
無限コピペ、直すたびに壊れるコード、前のことを忘れるAI。
第3回:Claude Codeとの出会い編
「ファイルを直接編集する」という革命。コピペからの解放。
第4回:影武者システム誕生編
自分用ツールが「製品」になった瞬間。
第5回:進化編
決済、LP、自動メール。全部一人で作った。
第6回:技術スタック編
GASの限界を超え、Cloudflare Workersへ。
影武者システムの今
2026年3月現在、影武者システムは以下の状態で稼働している。
機能は当初の想定をはるかに超えて成長した。
| 機能 | 説明 |
|---|---|
| カレンダー連携 | Googleカレンダーの授業予定を自動検知 |
| 勤怠自動記録 | 授業の日時・生徒名をスプレッドシートに自動記録 |
| 月次集計 | 月末に授業回数・時間を自動集計 |
| PDF請求書 | 生徒ごとにPDF請求書を自動生成 |
| 自動セットアップ | 購入後、ボタン一つで全環境構築 |
| 自動アップデート | 新機能やバグ修正が自動で反映される |
これらすべてを、プログラミング未経験の人間がAIと一緒に作った。
今も毎日開発している
影武者システムは「完成」していない。たぶん永遠に完成しない。
毎日のように改善点が見つかり、新しいアイデアが湧き、ユーザーからのフィードバックが来る。そしてそのたびにClaude Codeと一緒に手を動かしている。
この会話が毎日続いている。もう日常だ。
この経験が教えてくれたこと
1. 「コードが書けない」はもう障壁じゃない
2年前なら、プロダクトを作るにはプログラミングを学ぶか、エンジニアを雇うしかなかった。
今は違う。「何を作りたいか」を言語化できれば、AIがコードに変換してくれる。 必要なのはプログラミング能力ではなく、課題を見つける力と、諦めない粘り強さだ。
2. 「専門外のこと」に手が届く
決済の導入、LPのデザイン、サーバー移行、SEO対策。これらはそれぞれ別の専門領域だ。一人の人間が全部をマスターするには何年もかかる。
でもAIと組めば、それぞれの領域に「そこそこの品質で」手が届く。プロのクオリティには及ばないかもしれない。でもゼロと「そこそこ」の差は、天と地ほど大きい。
3. やり始めないと何も始まらない
これからのこと
影武者システムはまだまだ進化する。
具体的に考えていること、やりたいことはたくさんある。でも全部書くとネタバレになるので、ここでは一つだけ。
「プログラミング未経験でもSaaSが作れる」ということを、もっと多くの人に知ってもらいたい。
同じように困っている人が、同じように諦めかけている人が、きっとたくさんいる。
「AIにコードを書かせてアプリを作った」
かつてSNSで見かけたあの投稿が自分の人生を変えたように、この連載が誰かの最初の一歩になれば嬉しい。
最後に
プログラミング経験: ゼロ
HTML/CSS: 意味不明
API: 何それ
サーバー: 触ったことない
デプロイ: 聞いたこともない
SaaSプロダクトを運営
Stripe決済を自力で導入
Cloudflare Workers上で稼働
LP・ブログを自動運営
毎日コードレビュー(AIの出力を確認)
コードは今でも一行も書けない。
でもプロダクトは動いている。ユーザーはいる。毎月改善されている。
これが、2026年のものづくりだ。
この連載を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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