前回のあらすじ
【第3回】Claude Codeとの出会い編では、Claude Codeによってコピペ地獄から解放され、開発速度が劇的に上がった話を書いた。
機能が次々に形になっていく中で、一つの思いが生まれた。
「これ、俺だけが使うのもったいなくない?」
Claude Codeと一緒に作ったシステムは、最初は完全に自分専用だった。
自分のGoogleカレンダーに授業を入れたら、自分のスプレッドシートに自動記録される。月末には自分用の請求書PDFが出てくる。
毎月2〜3時間かかっていた作業が、ゼロになった。
使い始めて1ヶ月。あまりにも快適すぎて、ふと思った。
同じことで困ってる家庭教師、他にもいるんじゃないか?
個人の家庭教師は全国にたくさんいる。そして全員が同じ悩みを抱えているはずだ。勤怠管理がめんどくさい。請求書作るのがだるい。でもちょうどいいツールがない。
「影武者」という名前
プロダクト化すると決めた時、最初にやったのは名前を考えることだった。
影武者システム。 勤怠管理という面倒な仕事を、あなたの代わりにやってくれる影武者。
名前が決まった瞬間、「これは本当に製品にするんだ」という実感が湧いた。
自分用→他人用の壁
ここからが想像以上に大変だった。
自分用のツールと、他の人に使ってもらう製品はまったく別物だ。
自分のGoogleアカウントで動けばいい
設定は手動でOK
バグがあっても自分で直せる
見た目は気にしない
ドキュメントは不要
誰のGoogleアカウントでも動く必要がある
セットアップは自動化必須
バグがあったらユーザーが困る
見た目は信頼感に直結
使い方の説明が必要
特に大きかったのがセットアップの問題だ。
自分で使うなら、スクリプトエディタを開いてコードを貼り付けて…というやり方でもいい。でも家庭教師の人たちに「スクリプトエディタを開いてください」なんて言えるわけがない。
ユーザーは何もしなくていい。ボタンを押すだけで全部セットアップされる。
これを実現するために、また開発が始まった。
自動セットアップという難題
影武者システムの核心は「ユーザーのGoogleアカウント内にシステムを自動構築する」ことだ。
つまり、ユーザーが購入してセットアップボタンを押したら:
Googleアカウントの認証
ユーザーが権限を許可するだけ。
スプレッドシートを自動作成
勤怠記録用のシートが自動で出来上がる。
GASプロジェクトを自動構築
カレンダー連携、自動記録のプログラムが自動でセットされる。
トリガーを自動設定
毎日自動で授業をスキャンする仕組みが動き出す。
完了
ユーザーはもう何もしなくていい。影武者が勝手に働き始める。
この「ボタン一つで全自動」を実現するのに、どれだけの試行錯誤があったか。
プログラミング未経験の人間が、他人のGoogleアカウントに自動でシステムを構築する仕組みを作る。正直、何度も「これは無理なのでは」と思った。
でもClaude Codeは付き合ってくれた。
プロダクトとしての形が見え始める
セットアップの自動化が形になった時、「これは本当に売れるかもしれない」と思った。
- 購入はオンラインで完結
- セットアップはボタン一つ
- 使い方はGoogleカレンダーに授業を入れるだけ
- あとは全部自動
家庭教師に必要なのは「Googleアカウント」だけ。
月額500円。缶コーヒー1本分で、毎月数時間の事務作業から解放される。
次回予告
【第5回】進化編 — Stripeで決済を導入し、LPを作り、自動セットアップを完成させる。プログラミング未経験者がここまでやれるとは、自分でも思っていなかった。
家庭教師の勤怠管理、まだ手作業でやってませんか?
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