AIが2人いるのに、お互い話せない問題
僕はClaude(Anthropicの対話AI)を2つの環境で使っています。
- Claude web版(ブラウザで使うやつ。うちでは「ソラ」と呼んでいる)
- Claude Code(ターミナルで動くやつ。コード書いたりデプロイしたりする)
どちらも優秀なんですが、この2人、お互いの存在を知らない。
コピペで橋渡しすればいいんですが、長い仕様書やコードをいちいち手動でコピペするのは地味にしんどい。
そんなことを考えていたとき、ふと気づきました。
「あれ、Gmailでつながるんじゃない?」
発見:Gmailが「電話線」になる
仕組みはシンプルです。
Claude web版 → Gmailの下書きを作成できる Claude Code → Gmail APIで下書きを読める
逆も然り。
つまり、Gmailの受信トレイと下書きフォルダが、2つのClaude間の**「郵便受け」**になるんです。
実際にやってみた:遊戯王AIデッキビルダーの制作
理論だけじゃ面白くないので、実際のプロジェクトで試しました。
「遊戯王AIデッキビルダー」のLP制作タスクです。
Code側で仕様書を作成 → Gmailでソラに送信
デッキビルダーの機能仕様・ターゲットユーザー・デザインの方向性をまとめて送信
ソラがメールを読み、LPのHTMLを作成
リアルタイムプレビューでデザインしながら、見た目のいいLPを組み上げ
完成コードをCode側で受け取り → 本番デプロイ
Codeが得意なマルチファイル管理とCloudflare Pagesへのデプロイで仕上げ
結果、手動コピペなしで、2つのAIがそれぞれの得意分野を活かして1つのプロジェクトを完成させた。
最適な役割分担が見えてきた
何度かやってみて、こんな分業パターンがベストだとわかりました。
| 工程 | 担当 | 理由 |
|---|---|---|
| デザイン・ブレスト | web版(ソラ) | リアルタイムプレビュー、視覚的な試行錯誤が得意 |
| プロトタイプ作成 | web版(ソラ) | React/HTML/CSSの即席レンダリング |
| マルチファイル管理 | Code | ディレクトリ構造の操作、依存関係の解決 |
| デプロイ・運用 | Code | CF Pages/Workers、Git操作 |
ソラがデザインして、Codeが本番に載せる。 デザイナーとエンジニアの分業を、AI同士でやっている感覚です。
さらに発展:ソラ自身が通信の改善を提案してきた
Gmailだけじゃなく、Google Driveもファイルの受け渡し場所として使えることがわかりました。
そしてソラ自身から、こんな進化案が出てきました。
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AIツールは「つなぎ方」で化ける
今回の発見で思ったのは、AIツールの価値は単体スペックだけじゃ決まらないということです。
Claude web版もCodeも、それぞれ単体で十分すごい。でも、Gmailという「誰でも持ってるツール」でつないだ瞬間、できることが一気に広がりました。
新しいツールを導入するより、今あるツール同士の「隙間」を見つけてつなぐほうが、インパクトが大きい場合がある。
「このツールとこのツール、直接つながらないけど、間に何か挟めないかな?」
そう考えるクセをつけると、意外なところに近道が見つかるかもしれません。
六田 佳志(ろくた けいじ) 福岡で個人の家庭教師をしながら、AI活用ツールの開発をしています。
家庭教師の勤怠管理、まだ手作業でやってませんか?
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