前回のあらすじ

【第2回】ChatGPT大格闘編では、ChatGPTとの壮絶な戦いを語った。無限コピペ、直すたびに壊れるコード、前の文脈を忘れるAI。プログラミング未経験者にとって、「AIがコードを書いてチャットに出す」という体験は地獄だった。

心が折れかけていた時、あるツールと出会う。

Claude Code ― 何が違ったのか

ある日、Xのタイムラインで「Claude Code」という単語を見かけた。

最初は「また似たようなAIチャットでしょ?」と思った。ChatGPTで散々な目に遭った後だ。期待値はゼロに近かった。

でも説明を読んで、一つだけ決定的に違う点があった。

ChatGPTとClaude Codeの決定的な違い
ChatGPTは「コードをチャット画面に表示する」。あなたがそれをコピーして、正しいファイルに貼り付ける。

Claude Codeは「あなたのPCのファイルを直接読み書きする」。コピペは不要。ファイルの場所もAIが把握している。

これがどれだけ革命的だったか、プログラミング経験者には伝わりにくいかもしれない。

でも未経験者にとって、これは天と地の差だった。

最初の体験 ― 衝撃

Claude Codeをインストールして、ターミナルを開いた。

正直、ターミナル(黒い画面)を見た時は少し怯んだ。でも思い切って日本語で話しかけた。

👨
この前ChatGPTで途中まで作った勤怠管理のGASファイルがあるんだけど、見てくれる?
🟠
ファイルを確認しますね。…読みました。現在の構成はこうなっています。いくつか問題点が見つかったので、修正しましょうか?
👨
え、もう読んだの?修正もできるの?
🟠
はい、直接ファイルを編集できます。修正していいですか?

ファイルを「見せて」と言ったら、本当に見に行った。 「直して」と言ったら、本当にファイルが書き換わった。

コピペしてない。ブラウザとエディタを行き来してない。ファイルを間違えてもいない。

0回
コピペ回数
0回
ファイル指定ミス
全部
AIが把握しているコード

コピペ地獄からの解放

ChatGPTでは1回の修正に5分かかっていた。コード読んで、コピーして、ファイル開いて、貼って、保存して、実行して、エラー見て、またChatGPTに戻って…。

Claude Codeでは**「直して」の一言**で完了する。

ChatGPT時代

コードが出る → コピー → エディタに切替 → 全選択 → 貼付 → 保存 → 実行 → エラー → チャットに戻る → エラー文コピー → 貼付 → 修正コード出る → 最初に戻る

Claude Code

「ここにバグがある」→ 直った

大げさじゃなく、こういうことだ。

「覚えている」という安心感

もう一つ、ChatGPTで地獄だったポイント ― 文脈を忘れる問題

Claude Codeは、プロジェクト内のファイルを直接読んでいる。だから「さっき作った関数」の名前を忘れない。ファイルに書いてあるから。

ChatGPTでは自分が送った会話テキストだけが頼りだった。でもClaude Codeはソースコード自体が記憶だ。会話が長くなっても、ファイルを読めば状態がわかる。

👨
昨日の続きやりたいんだけど、今どこまでできてるっけ?
🟠
ファイルを確認しました。現在の進捗は…(ファイル構成と機能一覧を正確に説明)
👨
(こいつ…わかってる…!)

開発速度が10倍になった

これは体感ではなく、事実だ。

ChatGPT時代に1週間かけて作った機能が、Claude Codeでは半日で完成した。コピペのオーバーヘッドがなくなったのもあるが、それ以上に「修正が正確」だからだ。

Aを直してBが壊れる、あのモグラ叩きが激減した。Claude Codeはファイル全体を見ているから、修正の影響範囲を理解している。

プログラミング未経験者にとってのClaude Code
重要なのは、自分がコードを「書ける」ようになったわけではないということ。今でもコードを一から書くことはできない。でも「何をしたいか」を日本語で伝えれば、AIがコードを書き、ファイルに保存し、エラーを直してくれる。必要なのは「何を作りたいか」のビジョンだけだった。

そしてプロダクト開発が加速する

ChatGPT時代は「ちゃんと動く勤怠記録」を作るだけで精一杯だった。

Claude Codeに出会ってからは、次々に機能が追加されていった。カレンダー連携、自動集計、PDF請求書の生成…。

「これ、もしかして他の家庭教師にも使ってもらえるのでは?」

そう思い始めたのは、この頃だった。

次回予告

【第4回】影武者システム誕生編 — 自分用のツールが「製品」になる瞬間。「影武者」という名前に込めた想いと、プロダクト化への第一歩。

家庭教師の勤怠管理、まだ手作業でやってませんか?

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